刀 銘 陸奥大掾橘盛宗

【市指定有形文化財】

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よみがなかたな めい むつだいじょうたちばなもりむね員数1口文化財の概要銘「陸奥大掾橘盛宗」
長さ70.5センチメートル、反り1.8センチメートル、目釘穴1個指定年月日昭和57年1月27日所在地弘前市大字富田一丁目所有者・管理者個人

鎬造しのぎづくり庵棟いおりむね、華表返(とりいぞり)。きたえ板目。刃文はの目丁字、にえ出来、砂流し交じる。なかごは刃上り栗尻。白鞘入り。寛文年間頃の作か。
陸奥大掾橘盛宗は、波岡北畠氏時代の刀工森宗系で、津軽藩抱刀工となった波岡森宗の五代目。俗名を助三郎。四代藩主信政の命で陸奥大掾を受領したため、「森」を「盛」に改めた。以来森宗を姓にし森宗助三郎橘盛宗と称した。本刀はなかごの表裏とも残念ながら後世に擦られているのが惜しまれるが体配よく、地刃共に健全でよく冴え、盛宗の典型作といえる。

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