報恩寺本堂

【県重宝】

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よみがな ほうおんじほんどう
員数 1棟
文化財の概要 桁行九間半、梁間八間、寄棟造、向拝一間、向唐破風付、鉄板葺
附 棟札一枚 再興宝永元甲申
指定年月日 平成6年4月25日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 報恩寺

報恩寺は、明暦元年(1655年)江戸で死去した三代藩主信義の菩提を弔うため、翌2年に四代藩主信政が創立したもので、以後、歴代藩主の菩提寺としてその伽藍は壮麗を極めたが、数度の火災に遭い、現在の建物は宝永元年(1704年)の信義五十回忌に当たって再建されたことが棟札によって知られる。
大規模な本堂であり、内外とも来迎柱以外には円柱を用いず、虹梁を掛けていないなど古い形式や格式の高さを伝えている。現在は、弘前藩主の墓塔は長勝寺に移転しているが、藩の歴史に深く関わってきた寺院の貴重な遺構で、藩主らの肖像彫刻も市指定文化財となっている。

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