本行寺護国堂

【県重宝】

よみがな ほんぎょうじごこくどう
員数 1棟
文化財の概要 桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、向拝一間、銅板葺
指定年月日 平成7年4月19日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 本行寺

本行寺は、藩祖為信が京都の日建にっけん上人を迎えて堀越城中に創立し、後に弘前寺町に、更に慶安2年(1649年)に現在地に移ったものと伝えられる。また護国堂の創立沿革の詳細は不明で、建立年代は享保元年(1716年)ころとされる。
内部は各柱筋に円柱を立てて、凸型の内陣を取り、床は内外陣ともに拭板張、天井は内陣が格天井で外陣は鏡天井である。内陣中央に春日厨子を置き鬼子母神を、また左右に廿五法善神ほかを祀る。側廻りは丹塗で、内部の柱や組物などには極彩色の文様の痕跡が残る。華麗な装飾であったことが窺われる十八世紀前期の珍しい形式を示す仏堂である。

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