旧青森県尋常中学校本館

【県重宝】

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よみがな きゅうあおもりけんじんじょうちゅうがっこうほんかん
員数 1棟
文化財の概要 木造、二階建、鉄板葺
附 棟札一枚
指定年月日 平成5年7月19日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 青森県

明治22年に弘前市に誘致された青森県尋常中学校の本館として、明治27年に落成した。弘前中学校時代などを経て新制高校に変わり、昭和33年の新校舎建設の際、主棟の玄関を含む中心部分を残して「鏡ヶ丘記念館」と名付けたものである。
この建物は小屋組に特徴があり、教室部分はキングポストトラス、講堂部分にトラスと和小屋を折衷したものを採用している。構造は簡潔合理的で、付柱に付土台、付胴差に付梁、窓回り見切縁は最小限の繰形で質素にまとめている。教室は上げ下げ窓に白漆喰の上壁、腰は堅羽目板たてばめいたオイルペンキ仕上げ、床は縁甲板えんこいた張りで、鉄筋コンクリートの校舎では感じられない温もりがある。

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担当:文化財課
電話:0172-82-1642